
があり、高齢者や移動障害者の利用はほとんど考慮に入れられていない。せめて、バス停留所やタクシー乗り場には、雨よけ(日よけ)やベンチの設置はしておく必要がある。特に海岸施設付近のバス停留所は、最寄り駅前のバス停留所と比べ、整備状況が良くない。また、図6−1−11や図6−1−13に示すようにバス会社やタクシー会社の障害者への対応状況もあまり良くなく、補助を望む場合は事前に連絡が必要と答えた会社もあり、車椅子使用者などが気軽にバスやタクシーを利用することは難しいのが現状である。
海岸施設前の整備状況は図6−1−15〜図6−1−19が示すように、高齢者や移動障害者の利用を考慮に入れた整備や配慮が行われていないのが現状である。障害者専用の乗降車スペースが整備されている海岸施設は、マリーナ2ヵ所(八景島マリーナ、県立三ヶ日青年の家ヨットハーバー)、海水浴場1ヵ所(静波海水浴場)であり、駐車場に障害者専用スペースが整備されている海岸施設は、マリーナ2ヵ所(八景島マリーナ、県立三ヶ日青年の家ヨットハーバー)、海水浴場3ヵ所(観音崎海水浴場、大瀬海水浴場、関屋浜海水浴場)である。また、乗降車場所付近に障害者用トイレが設置されている海岸施設は、マリーナ4ヵ所(大洗マリーナ、江戸川区新左近川マリーナ、東京都立夢の島マリーナ、八景島マリーナ)、海水浴場7ヵ所(波崎海水浴場、守谷海水浴場、大原海水浴場、片瀬東浜海水浴場、観音崎海水浴場、大瀬海水浴場、関屋浜海水浴場)である。八景島マリーナ、観音崎海水浴場、大瀬海水浴場、関屋浜海水浴場は、駐車場に障害者専用スペースの整備、乗降車場所付近に障害者用トイレが設置されているため、車でアクセスしやすいと思われる。
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